会社に行くと1人1本は持ってるんじゃないか思うくらい浸透している消せるボールペン「フリクション」
そのフリクションがさらに進化を遂げて、最強クラスの消せるボールペン「フリクションポイントノック04」になってしまったのでご紹介したいと思います。
フリクションとは
60℃以上の温度になると筆跡が消える「フリクションインキ」を採用したボールペン。専用ラバーで筆跡をこすると、摩擦熱でインクが無色透明になる仕掛け。
鉛筆の感覚で考えると消しカスが出るイメージがありますが、フリクションの場合は筆跡を「消す」のではなく「無色透明」にするので、消しカスが出ることはありません。
このため、ボールペンにも関わらず、何度でも「消して」「書いて」の繰り返しが可能となるんですね。
2017年には、世界累計販売本数20億本を突破し、ますます知名度を上げていきます。
これまでのフリクションの不満点
とても便利なフリクションですが、不満点もあります。
書き味がイマイチ
紙質にもよりますが、若干ザラツキというか引っかかりを感じます。
筆記線の中心が白抜けしやすい
一番気になっている不満点です。
筆記線を見て下さい。中央部分が透けているのが分かるでしょうか?
これはフリクションの仕様なのですが、ただでさえ色味が薄いのに、中央部分が透けてしまうとより薄く見えてしまい、印象が弱まるんですよね。
特に細かい情報が敷き詰められた印刷物とかだと、フリクションでチェックしても「あれ?どこだっけ?」と思うことがたまにあったり。
ポイントノック04の特徴
ポイントノック04の特徴について、通常のフリクションと比較しながら紹介したいと思います。
果たしてフリクションの不満点は解消されているのでしょうか。
シナジーチップによる滑らかな書き心地
通常のフリクション(写真上)は「コーンチップ」と言われる円錐型の高筆圧にも耐えるペン先が採用されています。コーンチップはボールペンの中でも一番見慣れたペン先形状ではないでしょうか。
対して、ポイントノック04(写真中央)に採用されているのは「シナジーチップ」と言われるもので、高筆圧にも耐える「コーンチップ」と細書きに適した「ニードルチップ」を融合させたペン先を採用しています。このため、ペン先の強度を高めながら、滑らかな筆記を可能としています。
白抜けを解消
不満点でも書きましたが、フリクションは筆記線の中央部に白抜けが現れます。
ポイントノック04はどうでしょうか。
筆記線の白抜けが無くなり、改善されているのが分かります。
低重心
ポイントノック04は通常のフリクションと比べ重心が低めに設定されています。低重心設計は筆記時の安定性と疲労低減効果が期待できます。
試しに消しゴムの上に載せてみました。
写真上から「フリクションポイントノック04」「フリクションボールノック」の順に並べています。
通常のフリクションに比べ、ポイントノック04は重心がグリップ付近に位置することが分かります。
高級感のある仕上がり
ノック機構は両者ともにスライドノック式を採用していますが、ポイントノック04の場合、金属製のクリップを採用しているので、高級感のある仕上がりになっています。
また、全体のフォルムがスリム&シームレスになったことで、手帳やポケットに収納しやすい形状になっています。
フリクションの注意点
公式サイトでも注意喚起されていますが、重要な書類(証書等)や宛名など、消えてはいけない書類には使用しないでください。情報が書き換えられる可能性があります。
手帳など、個人用のメモ書き程度に使用して、外部に提出するような書類には使わないようにしましょう。
フリクションポイントノック04まとめ
・シナジーチップの滑らかな書き心地
・フリクション特有の白抜けを解消
・低重心設計による安定性
・高級感ある仕上がり
ポイントノック04は、フリクションの不満点であった「書き心地」と「筆記線の白抜け」を解消した、死角なき消せるボールペンとして新たな存在感を示してくれたなと感じました。私のメインフリクションになりそうです(^-^)
皆さんも、新しいフリクションをぜひ試してみて下さい!
以上、しんたろすでした。