FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)とWealthNavi(ウェルスナビ)を徹底比較!違いはなに?しんたろす(@mono_shimtaros)です( ゚Д゚)
今回は株式会社FOLIOが提供するAI投資「ROBOPRO(ロボプロ)」とロボアドバイザー「Wealthnavi(ウェルスナビ)」を徹底比較!違いは何か?や運用実績についても解説していきます。
✔ロボプロとウェルスナビを比較してほしい
✔ロボプロとウェルスナビの銘柄の違いは?
✔ロボプロとウェルスナビどっちがおすすめ?
と気になっている方は、ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。
- Wealthnavi(ウェルスナビ)とは?
- FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)とは?
- ロボプロとウェルスナビを比較!WealthnaviとFOLIOのロボアドバイザーの違いは?
- ロボプロとウェルスナビの運用成績を比較【2023年11月最新】
- ロボプロとウェルスナビの月別運用成績を比較【直近1年分】
- ロボプロとウェルスナビはどっちがおすすめ?
- ロボプロと他社ロボアドバイザーの比較
- ロボプロとウェルスナビを比較!FOLIOのロボアドとWealthNaviはどっちがおすすめ?まとめ
Wealthnavi(ウェルスナビ)とは?
Wealthnavi(ウェルスナビ)は、ウェルスナビ株式会社が提供する投資一任型ロボアドバイザーサービスです。
※2023年2月27日より最低投資金額は1万円~となりました。
運用方法は至ってカンタン。
無料診断を通じて提案される5つの運用プラン(リスク許容度)に応じて投資配分を決定し、あとはお金を入金するだけ。
投資配分の決定から、定期的な投資配分の調整(リバランス)、節税機能等、すべて自動でおまかせ運用をすることができます。
FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)とは?
「ROBOPRO(ロボプロ)」は株式会社FOLIOが提供する投資一任型のロボアドバイザーサービスです。
ROBOPRO最大の特徴はAIに特化した運用手法にあります。
「ROBOPRO(ロボプロ)」にはリスク許容度の選択という概念は存在せず、AIが常に40種類以上のマーケットデータを分析するという人間業では不可能な手法を使い相場の先読みを実施、投資配分を決定します。
さまざま相場に対応するため、投資配分の調整・変更(リバランス)は毎月1回のペースで実施するほか、相場の急変動が予測される場合には臨時的にリバランスを実施する場合もあります。
下落時のショックを軽減しつつ、上昇相場に乗っていくことで、パフォーマンスの向上を目指す運用手法となっています。
ロボプロとウェルスナビを比較!WealthnaviとFOLIOのロボアドバイザーの違いは?
ロボプロとウェルスナビは具体的に何が違うのか?
両者の違いについて表にしてまとめてみました。
ROBOPRO | ウェルスナビ | |
---|---|---|
運営会社 | FOLIO | ウェルスナビ |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 |
手数料 (年率) |
1.1%~0.55% | 1.1%~0.55% |
投資対象 | ETF | ETF |
銘柄選定 | 自動 | 自動 |
運用プラン | AI運用 | 5段階 |
最低投資額 | 10万円 | 1万円 |
自動積立 | 1万円~ | 1万円~ |
自動 リバランス |
毎月 | 半年に1回 |
運用ポイント | 貯まらない | 貯まらない |
NISA口座 | 未対応 | 対応 |
以下、主な違いについてそれぞれ解説していきます。
投資対象のETF(上場投資信託)銘柄を比較
「WealthNavi(ウェルスナビ)」も「ROBOPRO(ロボプロ)」も投資対象は両方ともETF(上場投資信託)という点で共通しています。
ETF名 | ROBOPRO | Wealthnavi |
---|---|---|
VTI | 〇 | 〇 |
VEA | 〇 | 〇 |
VWO | 〇 | 〇 |
AGG | × | 〇 |
TIP | × | 〇 |
BND | 〇 | × |
HYG | 〇 | × |
EMB | 〇 | × |
VNQ | 〇 | × |
IYR | × | 〇 |
GLD | 〇 | 〇 |
ETFは「上場投資信託」とも呼ばれ、Microsoft(マイクロソフト)やApple(アップル)等、個別株と同様に株式市場で売買取引が可能な銘柄群となります。
銘柄に多少の違いはありますが、株式関連等の主要ETF銘柄については共通しています。
年率の手数料は同じ
「WealthNavi(ウェルスナビ)」も「ROBOPRO(ロボプロ)」も手数料は年率1.0%(税込1.1%)と同じです。
なお、運用額3,000万円を超えた部分については年率0.5%(税込0.55%)の手数料となります。
自動リバランスの方針を比較
「リバランス」とは、投資している銘柄の配分(比率)を調整する行為のことを言います。
投資配分の調整(リバランス)は、今回の検証において最も興味深いポイントです。
「ウェルスナビ」の場合はリバランスによる投資配分の決定は「リスク許容度」に依存します。
ユーザーは運用開始時に5段階のリスク許容度から選択し、当該リスク許容度に基づき投資配分を決定、原則半年に1回自動リバランスを行います。
リスク許容度が高ければ高いほど株式保有比率が高くなり(リスク許容度5が最大)、値動きが乱高下しやすくなる傾向となります。
ウェルスナビにおける「リスク許容度」は自身で変更しない限り固定化されます。
例えば暴落相場において株式比率が多い「リスク許容度5」で設定・運用していた場合、暴落をもろに喰らってなかなか運用損益が回復しないといったリスクを想定する必要があります。
対して、FOLIOの「ROBOPRO(ロボプロ)」の場合は「リスク許容度の選択」という概念は存在せず、AIが常時40種以上のマーケットデータをモニタリングして相場を先読みして投資配分を決定します。
暴落が予期される時には守りの投資配分を組み、相場の上昇が予期される時には株式比率を多くすることで攻めの投資を自動で行います。
AIの相場予測に応じて毎月1回のリバランスを行うことで、あらゆる相場に対応していくことを目指しています。
ロボプロはSBIラップにシステムを提供
人気ネット証券SBI証券が提供する投資一任型サービスで「SBIラップ」というロボアドバイザーがあります。
SBIラップはAI運用に特化したロボアドバイザーです。
SBIラップのAIは「ROBOPRO(ロボプロ)」を展開する株式会社FOLIOが提供するシステム「4RAP」を採用しています。
ROBOPRO同様に40種類以上のマーケットデータを常時モニタリングし、相場を予測、毎月1回のリバランスを通じてパフォーマンスの向上を目指します。
SBIラップの投資対象は投資信託ですが、その中身はETFなので間接的には同じと言えます。
常時8銘柄に分散投資する仕様上、ROBOPRO(ロボプロ)と比較するとやや機動性に欠けるというデメリットはあるものの、AI運用に特化しているという点では注目したいロボアドバイザーと言えるでしょう。
SBIラップの概要やROBOPRO(ロボプロ)との違いについては以下の記事にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみて下さい。
ロボプロとウェルスナビの運用成績を比較【2023年11月最新】
本項目ではFOLIOの「ROBOPRO(ロボプロ)」と「Wealth navi(ウェルスナビ)」を、
「全く同じタイミング」
「全く同じ金額を投資」
で買い付けした結果を公開していきます。
ウェルスナビとROBOPRO(ロボプロ)の運用実績について、以下のとおり表でまとめてみました。
年月日 | ROBOPRO | Wealthnavi |
---|---|---|
2022年5月 | ¥100,224 | ¥99,744 |
2022年6月 | ¥99,854 | ¥99,228 |
2022年7月 | ¥101,869 | ¥100,100 |
2022年8月 | ¥106,540 | ¥104,582 |
2022年9月 | ¥98,982 | ¥95,955 |
2022年10月 | 未計測 | 未計測 |
2022年11月 | ¥104,597 | ¥101,874 |
2022年12月 | ¥98,285 | ¥96,170 |
2023年1月 | ¥103,584 | ¥101,100 |
2023年2月 | ¥102,558 | ¥102,450 |
2023年3月 | ¥100,818 | ¥98,109 |
2023年4月 | ¥103,664 | ¥101,519 |
2023年5月 | ¥106,206 | ¥105,568 |
2023年6月 | ¥111,433 | ¥112,109 |
2023年7月 | ¥111,715 | ¥115,503 |
2023年8月 | ¥110,112 | ¥112,976 |
2023年9月 | ¥110,665 | ¥113,943 |
2023年10月 | ¥111,688 | ¥112,795 |
2023年11月 | ¥114,512 | ¥116,945 |
表は月毎に随時更新していきますので、気になる方は定期的に再訪問してみて下さいね。
次の項目では、それぞれの月別の運用実績の概要について画像付きで比較していきます。
ロボプロとウェルスナビの月別運用成績を比較【直近1年分】
本項目では「Wealt navi(ウェルスナビ)」と「ROBOPRO(ロボプロ)」の月別運用実績について、直近1年分を見ていきたいと思います。
実際に運用している銘柄等も公開しているので、あわせて参考にしてみて下さい。
なお、本記事における検証条件は以下のとおり↓
FOLIOのROBOPRO | Wealthnavi | |
---|---|---|
入金額 | ¥100,000 | ¥100,000 |
運用プラン | AI運用 | リスク許容度5 |
運用手数料 | 年率1.1% | 年率1.1% |
検証開始日 | 2022年5月7日 | 2022年5月7日 |
それでは、いってみましょう。
2023年11月時点の運用成績を比較
2023年11月12日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
ROBOPRO(ロボプロ)は以下のとおり↓
WealthNavi(ウェルスナビ)は以下のとおり↓
2023年10月時点の運用成績を比較
2023年10月20日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
ROBOPRO(ロボプロ)は以下のとおり↓
WealthNavi(ウェルスナビ)は以下のとおり↓
2023年9月時点の運用生成期を比較
2023年9月30日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
ROBOPRO(ロボプロ)は以下のとおり↓
WealthNavi(ウェルスナビ)は以下のとおり↓
2023年8月時点の運用成績を比較
2023年8月21日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
ROBOPRO(ロボプロ)は以下のとおり↓
WealthNavi(ウェルスナビ)は以下のとおり↓
2023年7月時点の運用成績を比較
2023年7月26日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
まずはROBOPROです(タッチで拡大可能)。
続きましてウェルスナビです↓(タッチで拡大可能)。
2023年6月時点の運用成績を比較
2023年6月21日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
まずはROBOPROです(タッチで拡大可能)。
続きましてウェルスナビです↓(タッチで拡大可能)。
2023年5月時点の運用成績を比較
2023年5月16日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます。
まずはFOLIOのROBOPROです(タッチで拡大可能)。
お次にウェルスナビです(タッチで拡大可)。
2023年4月時点の運用成績を比較
2023年4月9日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます(画像タッチで拡大)。
2023年3月時点の運用成績を比較
2023年3月28日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます(画像タッチで拡大)。
2023年2月時点の運用成績を比較
2023年2月28日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます(画像タッチで拡大)。
2023年1月時点の運用成績を比較
2023年1月24日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます(画像タッチで拡大)。
2022年12月時点の運用成績を比較
2022年12月29日時点の運用成績と投資銘柄を比較していきます(画像タッチで拡大)。
ロボプロとウェルスナビはどっちがおすすめ?
今回比較した「 ROBOPRO(ロボプロ)」と「Wealth navi(ウェルスナビ)」はぶっちゃけどっちがおすすめなのか?ということについて、筆者の意見をツラツラと書いていきます。
リスク許容度をコントロール・把握できるか
「ROBOPRO(ロボプロ)」と「ウェルスナビ」の決定的な違いは「リスク許容度」にあるものと筆者は考えています。
「リスク許容度」とは資産運用におけるリスク耐性を示すもので、仮に運用の評価損益がマイナスに触れた場合にどの程度まで許すことができるか(受け入れられるのか)?という度合いのことを言います。
・暴落してもOK⇒リスク許容度が高い
・下落は抑えたい⇒リスク許容度が低い
一般的にリスク許容度が高い場合は株式比率が高まる傾向にあり、リスク許容が低い場合は株式比率が低くなる傾向にあります。
この点、ウェルスナビの場合は運用開始時にユーザーが「リスク許容度」を5段階から選択して投資配分が決定されるため、自身のリスク許容度を正確に把握する必要があります。
言い換えれば、ウェルスナビの場合、投資配分に関してはユーザーの裁量に依存することとなります。
対して、「ROBOPRO(ロボプロ)」の場合はAI予測による相場の先読みを行い、毎月の頻度で投資配分を調整するため、自身のリスク許容度を把握する必要無しに相場状況に応じて全自動でリスクコントロールも行ってくれるという点で異なります。
着実に資産形成を行えるか
資産形成においては短期的な上げ下げに一喜一憂せずに、いかに長期的に運用し続けられるかが重要と言えます。
自分自身はリスク許容度が高めだと思って「リスク許容度5(最大)」にしたが、株価の下落に耐え切れずに思わず損切りしてしまった…
なんてことは株式投資では日常茶飯事だったりします。
ここから見えてくる答えは、
リスク許容度を把握⇒「ウェルスナビ」
リスク許容度を自動化⇒「ROBOPRO(ロボプロ)」
がオススメということです。
長期的な目線で資産形成をしていくうえで、どちらが着実に資産運用を継続して利益を生み出すことができるのか?という観点に立ってみると、おのずと答えが導き出されることでしょう。
ロボプロと他社ロボアドバイザーの比較
他社の主要ロボアドバイザーとの違いについて、表で比較してみました。
ROBOPRO | ウェルスナビ | SBIラップ | THEO +docomo |
SUSTEN | らくらく投資 | |
---|---|---|---|---|---|---|
運営会社 | FOLIO | ウェルスナビ | SBI証券 | お金のデザイン | sustenキャピタル マネジメント |
楽天証券 |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 |
手数料 (年率) |
1.1%~0.55% | 1.1%~0.55% | 0.660% | 1.1%~0.715% | 0円 ※完全成果型 |
0.4915% |
投資対象 | ETF | ETF | 投資信託 | ETF | 投資信託 | 投資信託 |
銘柄選定 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
運用プラン | AI運用 | 5段階 | AI運用 | 231通り | 9段階 | 5段階 |
最低投資額 | 10万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 100円 |
自動積立 | 1万円~ | 1万円~ | 1万円~ | 1万円~ | 1万円~ | 100円~ |
自動 リバランス |
毎月 | 半年に1回 | 毎月 | 毎月 | 必要と判断 した時 |
月次及び日次 |
運用ポイント | 貯まらない | 貯まらない | 毎月貯まる | 毎月貯まる |
SUSTEN ポイント |
貯まらない |
NISA口座 | 未対応 | 対応 | 未対応 | 未対応 | 未対応 | 対応 |
類似ロボアドサービスの比較については以下記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみて下さい。
ロボプロとウェルスナビを比較!FOLIOのロボアドとWealthNaviはどっちがおすすめ?まとめ
・投資対象や手数料はほとんど同じ
・投資配分の調整(リバランス)が全く異なる
・自身のリスク許容度を把握できるかが重要
今回は人気ロボアドバイザー「Wealthnavi(ウェルスナビ)」と「ROBOPRO(ロボプロ)」の違いや運用実績を比較・検証していきました。
筆者の結論としては、
リスク許容度を正確に把握できる
⇒「ウェルスナビ」
相場状況で「リスク許容度」を自動コントロール
⇒「ROBOPRO(ロボプロ)」
がオススメということです。
長期的な目線で資産形成をしていくうえで、どちらが着実に資産運用を継続かつ利益を生み出すことができるのか?という観点に立ってみることが重要と言えるでしょう。
ロボアドバイザーによる資産運用に迷っている方は本記事を参考に、ほったらかしOKの「おまかせ運用」を始めてみてはいかがでしょうか?