ロボプロとSBIラップの違いは?FOLIOのROBOPROとSBI証券ロボアドバイザーを比較してみる!しんたろす(@mono_shimtaros)です(゚∀゚)
今回はSBI証券が提供する注目ロボアドバイザー「SBIラップ」と株式会社FOLIOが提供する「ROBOPRO(ロボプロ)」の違いについて比較・解説していきます。
✔SBIラップとロボプロの違いは?
✔SBIラップとロボプロの特徴を比較してほしい
✔SBIラップとロボプロはどっちがおすすめ?
と気になっている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
- ROBOPRO(ロボプロ)とは?
- SBIラップとは?
- ROBOPRO(ロボプロ)とSBIラップの違いは?
- ロボプロとSBIラップの違いは?FOLIOのROBOPROとSBI証券ロボアドを比較してみるまとめ
ROBOPRO(ロボプロ)とは?
「ROBOPRO(ロボプロ)」は株式会社FOLIOが運営している投資一任型のロボアドバイザーサービスです。
FOLIOのROBOPROの概要についてはYouTube内「FOLIO(フォリオ)」チャンネルさんの方でも分かりやすく解説されていますので、あわせて参考にしてみて下さい。
ROBOPROの最大の特徴はAI運用に特化したロボアドバイザーという事です。
固定された投資配分ではなく、AIが将来の相場を予測し、毎月1回のペースで投資配分の変更・調整(自動リバランス)を行います。
AIは40種類以上のマーケットデータを常時モニタリングしながら、将来相場を予測していくという人間業では不可能な作業を行いながら運用していきます。
一般的なロボアドバイザーと比較しても、高いパフォーマンスを維持していることから、注目されているロボアドバイザーと言えます。
✔あらゆる相場に対応できるAI運用をしたい人
✔リスク許容度を考えたくない人
✔AI運用による大胆な投資判断を見たい人
✔人間業では不可能なデータ分析で運用したい人
「ROBOPRO(ロボプロ)」のメリットやデメリット、WealthNavi(ウェルスナビ)と実績比較した検証結果は以下の記事にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみて下さい。
SBIラップとは?
「SBIラップ」はSBI証券が提供する投資一任型のロボアドバイザーサービスです。
SBIラップの最大の特徴はAI運用に特化しているロボアドバイザーという事です。
SBIラップのAIは、「ROBOPRO(ロボプロ)」を展開する株式会社FOLIOの一任運用基盤システム「4RAP」を採用しています。
このため、ROBOPRO同様に常時40種類以上のマーケットデータを分析し、将来相場を予測、毎月リバランスを実施することで、グローバルインデックスのパフォーマンスを上回ることを目指します。
これだけ聞くと、
「全く同じじゃね( ゚Д゚)?」
とか思いそうですが、深堀していくとちょいちょい違うことが判明しました。
「SBIラップ」のメリット・デメリット等については以下の記事にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみて下さい。
ROBOPRO(ロボプロ)とSBIラップの違いは?
「ROBOPRO(ロボプロ)」も「SBIラップ」も投資一任型のロボアドバイザーという点では共通していますが、一つ一つの項目を見ていくと、ちょいちょい違いがあります。
以下、表にまとめてみます。
SBIラップ | ROBOPRO | |
---|---|---|
運営会社 | SBI証券 | 株式会社FOLIO |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 |
手数料 (年率) |
0.660% | 1.1%~0.55% |
投資対象 | 投資信託 | ETF |
銘柄選定 | 自動 | 自動 |
運用プラン | AI運用 | AI運用 |
最低投資額 | 1万円 | 10万円 |
自動積立 | 1万円~ | 1万円~ |
自動 リバランス |
毎月 | 毎月 |
ポイント | 貯まる | 貯まらない |
NISA口座 | 未対応 | 未対応 |
それぞれ、解説していきます。
投資対象の違いは?
「SBIラップ」の投資対象は投資信託になります。
対して、「ROBOPRO」の投資対象はETF(上場投資信託)となります。
ただし、「SBIラップ」の投資信託の中身を見てみると、「ROBOPRO」の投資対象と全く同じ銘柄であることが分かります。
投資信託 | 投資対象 (ETF) |
信託報酬(年率) | 実質信託報酬(年率) |
---|---|---|---|
SBI・米国株式 | VTI | 0.1606% | 0.1906% |
SBI・先進国株式 | VEA | 0.1606% | 0.2106% |
SBI・新興国株式 | VWO | 0.1606% | 0.2606% |
SBI・米国債券 | BND | 0.1606% | 0.1956% |
SBI・米国 ハイイールド債 |
HYG | 0.1606% | 0.6406% |
SBI・新興国債券 | EMB | 0.1606% | 0.5506% |
SBI・米国不動産 | VNQ | 0.1606% | 0.2806% |
SBI・ゴールド | GLD | 0.1606% | 0.5606% |
つまり、SBIラップの実質的な投資対象はETFだが、自社製の投資信託を経由して買付しているという事になります。
このため、SBIラップにおいてはETF保有時にかかる年率手数料「経費率」と、投資信託保有にかかる年率手数料「信託報酬」とを合わせた「実質的な信託報酬」として年率手数料を考える必要があります。
投資配分の調整(リバランス)の違いは?
「SBIラップ」はAI予測に基づき、毎月1回のペースで自動リバランスを行います。
「ROBOPRO」についても同じく毎月1回のペースで自動リバランスを行います。
「え?何が違うの??」
一見して同じような仕組みに見えますが、実は「ROBOPRO」の方が大胆なリバランスを行う傾向があります。
まず、「SBIラップ」は常(つね)に8つの銘柄に分散投資を実施します。
対して「ROBOPRO」の場合は、以下のように相場状況によっては少数の銘柄に絞り込んで集中投資を仕掛けることがあります。
これが意味することは、AI予測に基づく自動リバランスが相場状況と合致した場合、「ROBOPRO(ロボプロ)」の方がより大きなリターンを期待できるという事を意味します。
AI投資の強みを最大限に活かしたいユーザーはROBOPROが選択肢として挙がってくると言えるでしょう。
「ROBOPRO」の運用実績については以下記事にて検証しています。ロボアドバイザーによるAI投資を考えている方は以下記事を参考にしてみて下さい。
最低投資額の違いは?
SBIラップの最低投資額は1万円となります。
対してROBOPROの最低投資額は10万円からとなります。
自動積立投資においては、両ロボアドバイザーともに1万円からと共通しています。
運用手数料の違いは?
SBIラップの手数料は年率0.660%となります。
対してROBOPROの手数料は年率1.1%となります。
ただし、ここで注意しなければならないのはSBIラップの投資対象は「投資信託」となるので、投資信託の手数料(信託報酬)を考慮する必要があるという事です。
上記のように、SBIラップには投資信託の保有コストが上乗せされてくるので、実質の手数料は年率0.955%程度になることが想定されます。
これをもってしても、SBIラップの方が若干手数料が安いのですがね。
この手数料差を埋めるポイントは、やはりAI予測がどの程度正確なのかに掛かってくるのでは?
と考えています。
前述したとおり、「ROBOPRO」の方が大胆な自動リバランス(集中投資)を行う傾向があるので、実際の相場がAI予測と合致した場合には「ROBOPRO(ロボプロ)」に優位性があると考えられます。
入出金手数料はどちらも無料
入金に関しては、クイック入金を利用することで、両ロボアドバイザーともに手数料は無料で処理できます。
出金処理はSBIラップとROBOPROともに手数料無料となります。
ロボプロとSBIラップの違いは?FOLIOのROBOPROとSBI証券ロボアドを比較してみるまとめ
・ロボプロはETF、SBIラップは投資信託が対象
・ロボプロは集中投資を仕掛ける場合がある
・AI投資を最大限に活かすならロボプロがおすすめ
今回は注目の投資一任型ロボアドバイザー「SBI証券」SBIラップと株式会社FOLIOの「ROBOPRO(ロボプロ)」の違い着目し、両ロボアドバイザーの特徴や違いについて解説していきました。
最後に、それぞれのロボアドサービスにおすすめな人をまとめていきます。
✔あらゆる相場に対応できるAI運用をしたい人
✔リスク許容度を考えたくない人
✔AI運用による大胆な投資判断を見たい人
✔人間業では不可能なデータ分析で運用したい人
✔コスパの良いロボアドで投資したい人
✔毎月ポイントを貰いたい人
✔様々な相場に対応できるAI運用をしたい人
SBIラップは株式会社FOLIOの一任運用基盤システムを採用しているため、一見して全く同じでは?
思いがちではありますが、個々の項目を見ていくと思いのほか違いが見えてくる結果となりました。
どのロボアドバイザーにしようかな?と迷っている方は、本記事を参考に自身の運用方針にあったロボアドバイザーを選択してみてくださいね。
本記事で紹介したロボアドバイザー以外にもバラエティに富んだロボアドサービスはたくさんあります。
人気ロボアドバイザーの比較は以下記事にて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみて下さい。